遠赤外線とは

遠赤外線は4μ(ミクロン)以上の波長域に位置する電磁波の一種です。照射を受けた被加熱物体は、分子固有の振動周波数(赤外線吸収スペクトル)の共鳴吸収による分子振動、振幅の変動が活発となり、自己発熱をおこないながら分子間に熱エネルギーとして伝播します。遠赤外線による発熱は空気等の媒体を必要とせず、熱エネルギー変換迄の時間が極めて短いため、従来方式の熱風循環加熱に比べて5~40倍の高速処理ができます。

フラットなコンベアー搬送方式を用いる事で、被加熱物体への均一な加熱を維持し、安定した生産を行う事ができます。

電磁波の波長による分類

赤外線による輻射加熱方式[分子振動模試図]

赤外線の吸収

赤外線による輻射加熱を起こすには、材料の吸収スペクトルに合った波長の照射が必要です。 下表の高分子材料は4~15μの遠赤外線領域に吸収スペクトルを持っており、この領域の波長を照射する事で効率の良い加熱ができます。

放射と吸収

遠赤外線の放射は、発光体表面の動作温度である波長をピークとする連続したスペクトルからなっています。 下表は被加熱物に合った遠赤外線ヒーターを用いて、動作温度を変化したときのピーク波長と放射エネルギー変化を表します。

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